ゆくモノ、くるモノ。

2011年12月31日

真の電子書籍元年、になんてならなかったですね〜今年も。2010年にiPadが発売されて、“電子書籍が来る”とか言われたけど肩透かしで、明けて2011年こそ本当の意味で…とか騒がれたけれどまったくといっていいほど無残な状況でした。震災があって、本も相当数が流されたり、紙やインクが枯渇したりと、タイミング的には絶妙な気がしたものですが。

 

そんでもって、じゃあ今年は何が来たのかというと、やはりスマートフォン(以下スマフォ)ということになるんじゃないでしょうか。現在スマフォ市場を牽引しているといってもいいiPhoneですが、最初に発売されたのは数年前、しかもキャリアがソフトバンクということもあり、昨年までは誰もが持っているというわけではなくアップルファンや新しモノ好き、リッチ層などが好んで使ってきたような気がするんです。いわゆるITリテラシーがある程度高い人たち、といってもいいでしょうか。それ以外の大半の人たちはまだまだガラケーと呼ばれる普通の携帯電話を使っていました。

では今年、何が変わったのでしょうか。

国内メーカーが、発売するケータイのほとんどをスマフォにシフトしてきたことがひとつです。
日本では携帯電話市場が飽和状態になり、新規契約数が減ってきました。ガラケーに新しい機能をつけてモデルチェンジをしても、機種変更をする魅力が感じられなくなってきています。つまり売れなくなってきてるんですね。もちろんケータイ人口が急激に減っていくわけではないですから一定の通信料収入はあるわけですが、インフラの維持費を考えると、それだけではキャリアが成り立っていかないわけです。

そんな時に横目でiPhoneを見ていると、ソフトバンクというインフラ的にも弱小の位置にあるキャリアでありながら、破竹の勢いで契約者数を増やしてきており、通信料もネット使用をメインとした高めのパッケージ料金が確保できるという魅力に涎が出まくり状態だったはずです。

じゃあうちもiPhoneを出そう、といきたいところですが、難題はアップルとの契約条件でした。かなりのリスクも覚悟しなければならないのでしょう。そこでキャリアが選んだのは「タダ」のOSを使って、iPhoneと機能も外観も似ているけれども縛りがユルーい製品を出そうと考えたことです。(グーグルとの契約なので実際にタダかどうかは定かではないのですが、そういうイメージで捉えてしまいます)

それが現在発売されている多くのAndroidスマートフォンの実態ではないでしょうか。「iPhoneとそれ以外」ではなく、「iPhoneとその子分たち」といったほうがいいような。

そして、もうひとつ火をつけたのが、auからのiPhone 4S発売です。少なくともソフトバンクよりは電波状態が良かろう、と期待されるキャリアから出るのですから、今までiPhone購入に二の足を踏んでいた人たちもどっと飛びついたはずです。「もう待てない」と捨てゼリフを残して、ドコモからMNPした人も相当いたんでしょうね。

これでiPhoneは、ごく普通のガラケーユーザーのスマフォ選択肢筆頭となったことは間違いありません。他のスマフォを契約するよりも毎月の定額がお得だったりもするわけですし。

 

そうして、いつの間にかケータイ市場はスマフォ一色に埋め尽くされてしまいました。今、ガラケーを買いたいと思って量販店に行っても、ケータイ売り場には「らくらくホン」に代表されるようなシニア層向けのものか、ちょっと型落ち系のモデルしか選択の余地がない状態です。「らくらく」と「スマート」。似ているようでぜんぜん違うんですぜw

スマフォが売れてる、というよりも、それを買わざるを得なくなっているというのが現状でしょう。
そして、今まで低額な通信料で平和な日々を過ごしてきたガラケーユーザーも、世の流れに乗せられてスマフォに買い替え、高額な通信料をむしり取られていくという構図ができつつあるのです。

ひとつ気をつけたいこと。それは、iPhoneのOSアップグレードは2機種くらい前までは担保されてるみたいだけど、Androidは機種によってOSアップグレード不可の場合もあるので要注意です。くれぐれも、安モノ買いの何とかにはならないように。

 

というわけで、ゆくモノは「ガラケー」ということで決まりです。では、くるモノは何でしょう?
またまた「電子書籍」なんて予想はしたくてもできる現状じゃなさそうですし。アップルの次製品の噂も絶えないことなので、やはり「テレビ」なのかなぁ、と考えつつ今年も更けていきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください