こうしてレガシーは消えていく

2010年10月30日

NewバージョンのMacBook Air(特に11インチ)が売れているそうですが、もう使い始めている方はおられるでしょうか?

Macの新機種自体に興味はあるのだが、趣味としてではなくあくまでも仕事で必要かどうかでしか判断しないので、発売→即買いに走ることはない。初代Airも買うことはなかった。当時は、まだモバイル用としてPowerBookG4を使用していたので食指は動いたのだが、買わなかった最大の理由は、光ディスクドライブが着いていなかったということにあった。

多様な大容量アプリのインストールやクライアントからの支給データ読込み、CDやDVDでの納品など、仕事上で頻繁に光学ディスクを使用する必要があり、これが無いということには抵抗があったのだ。母艦や外付けからという代替方法があるとしても、ちょっと億劫だった。

バージョンアップしたAirでも、当然のごとくこれは無視されている。しかし、月日は流れた。今では、このことが理由で買うつもりが無いという人ははかなり減ったのではないだろうか。つまり、このような光学ディスク装置というのは、いよいよレガシー化してきたのだといえる。

 

アップルのイベントでは、同時にMac App Storeが発表された。iPhone、iPad用アプリの配布システムをMac用のアプリでも採用するのだ。これは、光学ディスクをレガシー化する流れと連動させている証拠でもある。アップルはついに本格的なクラウド化への舵をきったように思う。

モバイルタイプのみならず、Macのすべての次期モデルから光学ディスク装置が消える可能性は否定できないだろう。Macはブルーレイを採用するなどという話もあったが、今となってはそれも疑わしい。もちろん、配布するアプリの内容をアップルがコントロールすることに対して不満のあるユーザーもいるだろうが、自分のように仕事でMacを使う身にとっては、安心で便利な面も多い。支払先も一元化できる。

 

今や、PCまたはその周辺機器を使う人でUSBというインターフェイスを知らないものはいない。これを最初に採用したコンシューマーPCは、1998年に発表された初代iMacである。このUSBも、採用されてからいきなりPC界に普及したわけではない。それまでの主力インターフェイスであるSCSIやシリアルといった規格をバッサリと捨てたアップルの姿勢には、懐疑的な意見の方が多かったように思う。

危機的な状況にあったアップルに復帰して実権を握ったジョブズでなければできなかった決断だろう。そして、アップルはそれ以後に発売した機種でもこれを貫き続けた。しばらくしてWindows機も追随し始め、以後は主力インターフェイスはUSBという状態が続いている。

まだ少し先の話かもしれないが、これと同じことが今後発売されていくPCからの光学ディスク装置廃止につながっていくことは十分に予想される。アプリやコンテンツ配信、データ納品などのオンライン化など、データのハンドリングがクラウド化してきている現状ではなんら不思議なことではない。保存する場合でも、メディアの規格が次々に移り変わる世の中では、今さらCDやDVDにこだわるよりも大容量のHDDを利用することが効率的ではないだろうか。

 

ところで、例の検事逮捕事件で改ざんされたメディアはFD(フロッピーディスク)である。官はまだまだ石器時代なんだね。あっ、それともいつでも改ざんできるように、ということなのかな。

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